獣医大学出題傾向

英語

大問数は前後するが、問題数は40-50問で、全てマークシート形式である。全体的に読解問題・文法・語彙問題・会話文などバランス良く出題される。
読解問題は毎年少し長めで、現代的に関心のあるテーマや学部に合致した自然科学系のテーマが良く出題される。文法・語彙問題では、語句整序が良く出題されるため、対策をするように。読解がやや難しく、語彙レベルも高いため、しっかり過去問演習をして効率良く時間配分に気を付けて。


数学

問題数が6-7問で記述式が1問は出題される。試験時間は70分で問題数も多いため、要領よく解答することが求められる。
問題数が多いが、基礎・基本がわかっていれば解ける問題が多いため、教科書を中心に基礎事項を徹底的にマスターすること。記述が毎年あるため、簡潔で分かりやすい解答を書けるようにしておく必要がある。範囲には偏りはなく、幅広く出題されるため、過去問で慣れておきたい。また計算ミスは得点にならないので、要注意。


化学

問題数は5-6問で全問マークシート法、解答が一つではなく、「全て選べ」という問題も出題される。計算問題なども含み、幅広い分野・項目が出題される。
理論では、基礎的な物質量計算・平衡定数・加水分解平衡など幅広く、また熱化学方程式・熱量計算・電気分解はよく演習しておくように。
無機は、単体の性質・金属イオンの検出・錯イオンなどの知識問題や、酸化還元・酸塩基などの理論分野との複合問題もあるため、用語や化学反応式を整理しておくように。 
有機では、有機化合物名称や構造式は書けるように。物質名から関連付けて、官能基名・特徴・検出反応が問われることが多い。また分子式から構造異性体などの数を聞かれることもあるため、それらは分類できるように。高分子化合物についても、物質名・特徴・重合反応名は分かるように。

生物

問題数は3問で、全問マークシート式。解答個数が50-70問で、生物用語の選択・実験考察問題・正誤・計算問題などさまざまな分野から出題される。
全体的に動物に関する問題が多く、代謝・生態・動物の反応・体内環境・遺伝情報・生殖・発生などは重要項目だから押さえておくように。難易度は教科書レベルまたは少し上回るレベルである。しかし、問題の多くは教科書レベルであるため、用語はしっかり押さえ、紛らわしい用語にも注意して学習するように。そのためにも過去問演習が良いであろう。

英語(共通テスト)

【リーディング】 80分(100点)
○ 「リーディング」については,様々なテクストから概要や要点を把握する力や情報を読み取る力等を問うことをねらいとする。
【リスニング】 60分(うち解答 時間30分) (100点)
○ 「リスニング」については,生徒の身近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容につい て,概要や要点を把握する力や必要とする情報を聞き取る力等を問うことをねらいとす る。読み上げ回数については, 1 回読みを含める。
大門は全部で6問、設問数は39問。


数学(共通テスト)

【数学ⅠA】 70分(100点)    
大問1・2は必答。大問3・4・5から二問選択。時間配分に注意。
【数学ⅡB】 60分(100点) 
大問1・2は必答。大問3・4・5から二問選択。時間配分に注意。


化学

大問4問で構成される。一部選択問題だが、ほとんどが記述式である。出題範囲は「化学・化学基礎」で、理論化学が中心である。計算問題もあるが、答のみの記入の為、計算ミスしないように。
無機化学は、教科書レベルの問題をしっかり理解し、重要なものに関しては、性質・製法・化学反応式を書けるように。有機化学は、元素分析・分子式・構造式の決定・異性体が高頻出であるため、押さえておくように。理論化学は出題比率が高いため、全範囲にわたって学習すること。無機・有機との複合問題も出題されることがある。


生物

大問5-6問で、選択問題と生物用語を記述する問題が多く、計算問題や短い論述問題が出されることもある。出題範囲は「生物・生物基礎」で、幅広く出題され、教科書や図説などに載っている詳細な知識が問われるため、コラムやトピックスも確認しておくように。
空所補充形式の問題が多く、用語をきっちりと整理しておく必要がある。また、有名な実験・考察問題に関しては、計算・論述問題の対策もしておきたい。計算問題は易しい。
過去問で、どのような問題が出題されるのか等、対策をするように。

英語

大問8-9問で、文法・語彙問題が2問、会話文が1問、残りが読解問題である。出題形式はほぼ変わらず、全てマークシートである。読解問題は動植物を主題とした化学記事からの出題が多く、長文読解が1問含まれる。
文法・語彙問題は、選択式問題の演習が大事。語句整序は語法・イディオムなど前後の関係が重要視されるため、与えられた日本語の意味をくみ取り、慎重に考える必要がある。会話文では、会話特有の表現理解することが大事になる。読解は生物や動植物に関わるものが多いため、慣れるために過去問などを解いておくことが大事である。


数学

大問5問で、その内2問が小問集合で、全てマークシートである。「数学ⅠAⅡB」の各分野から満遍なく出題されるため、苦手分野を無くす事が必要だ。難易度は基本問題からやや難しい問題が出題されるため、時間配分が大事になる。
教科書の例題から発展問題などで練習を積むことで、応用力を身に付けると良い。また、単純な問題だけでなく、複数の知識を使用しないと解けない問題もあるため、過去問で問題分析を行うことが望ましい。全てマークシートの為、計算ミスはしないように。


化学

大問5問で、すべて小問集合で、マークシートである。出題範囲は「化学・化学基礎」であり、全範囲から満遍なく出題される。基本的な問題が多いが、理論化学ではやや応用力の必要な問題もある。
理論化学は基本~標準的な問題が多く、各分野の計算練習が大事になる。無機化学は、環境問題に関係した項目もあるため、「人間生活と化学」はしっかりやるべき。有機化学は、内容的には教科書だが、計算問題は難しいこともあるため、多くの問題を解くように。
全体的に計算力が要求されるため、短時間で正確な計算が行えるよう練習しておくことが望まれる。


生物

大問7問でマークシートであり、生物の用語選択・空所補充・計算など出題様式はさまざま。出題範囲は「生物・生物基礎」であり、全範囲から幅広く出題されるため、苦手分野を無くし、生物全体を視野に入れた勉強が必要になる。
基礎を十分に固めるために、教科書を通読し、問題集で基礎トレーニングを行うことが大事。また、基礎を固めたら、過去問演習を行い、どの都度分からない問題を確認し、図説などで、応用知識を身に付けると良い。

英語

問題数は大問3問で全問マークシートである。読解問題の中で、空所補充・語句整序・語形変化などが問われる。ほとんどが読解問題であるため、時間配分が大事である。
読解分のテーマとして、動物の生態・畜産・医学・医療など専攻分野について、よく出題される。短い時間内で解くために、内容把握のもんだいについては先に目を通しておくことが望ましい。また必要な部分にかんしては精読し、それ以外では速読という「めりはり」をつけた読み方を練習しておくと効果的である。また、読解問題中のぶんぽうもんだいに関しては前後の文脈が大事になってくる。そのため、たとえ基礎的な文法事項が問われている場合でも、文脈を把握していないとミスにつながるため注意したい。


数学

問題数は大問4問で、全問マークシートである。難易度は基本から標準レベルだが、良く練られ工夫された問題が多い。
教科書を中心に基本的事項を確認し、応用できるようにすることが求められる。時間内に解くためには、要領よく計算することが求められるため、早く・正確に計算する力を養う必要がある。「確率」はほぼ毎年出題されているため、押さえておくように。


化学

問題は大問9-15問、それぞれ小問3-4問で構成され、全問マークシートである。無機や有機の大問にも反応量計算や元素分析など理論を含む複合問題が出題される。基本的に教科書レベルだが、発展的な内容を問う問題もあるため、解きやすい問題から手を付けていく事が重要。
理論は出題の中心であり、どの単元からも偏りなく出題される。苦手な単元は無い方がいい。有機は、基本的な知識が求められる問題が多い。糖類や高分子化合物もしっかりやっておくこと。脂肪族や芳香族化合物の合成・反応系統図・名称・構造式名など書けるように。計算問題では、元素分析・異性体の数・構造式が多く問われる。無機は、理論・有機に比べたら出題数は少ないが必ず出題されるため、手は抜かないように。


生物 

問題数は大問8問、全問マークシートである。体内環境や動物の反応などから多く出題されるのではなく、全ての範囲から幅広く出題される。教科書レベルより難しい問題となっているため、苦手分野はなくし、資料集に目を通して、正確な知識を得ることが重要である。

英語

問題数が重要読解2問、文法・語彙問題1問、会話文問題1問である。読解は科学系のものが多い。文法・語彙問題では、語句整序・空所補充・誤り指摘などが出題される。これらは、基本的な語法力が試される。
読解問題で差がつくため、ここで得点できるかが、合否に関わる。基本的事項の反復学習が重要である。会話文も毎年出題されるため、基本的な口語表現を覚え、場面や当事者の人間関係などにも注意すること。


数学

問題数は5問で、全て計算過程も記す記述式である。解答スペースは広くないため、簡潔に解答をまとめる練習が必要かもしれない。難易度としては教科書レベルの標準的な問題が多いが、工夫と計算力を要する問題が出題されることもある。
典型的な問題が数多く出題されるため教科書の基本事項は徹底的に理解を深め、また重要な公式やや定理は、証明できるようにしておくと良い。偏りなく出題されるため、どの分野も学習し、苦手分野を無くす事が大事である。また、頻出分野に関しては、基本問題から標準問題まで繰り返し演習し、得意分野に出来るぐらいまで、高めておきたい。


化学

問題数は5問で、解答方法は記述・選択・計算法があり、記述式が一番多い。記述の主な内容としては、物質の構造式・名称・用語・反応式などである。
難易度は教科書レベルよりもすこし難しい問題であるため、最低限教科書に記載されているものは隅々まで理解し、演習を重ねた方が良い。
半分以上が理論の問題であるため、理論はしっかり学習するべきである。また計算問題もあるため、計算ミスをしないように気をつける必要がある。一方で、有機は基本的な内容が多いため、ここは得点源である。有機化合物と人間生活で扱われるような化合物についても押さえておいたほうが良さそう。


生物

問題数は4〜5問で、空所補充など基礎知識から論述・記述問題まで幅広く出題される。難易度はほとんどが基本的な問題であるため、教科書をしっかり押さえておけば対応できるが、論述問題・計算問題・実験考察問題では、教科書レベルの内容が問われることがあり、簡潔に述べる力も必要とされる。
計算問題では、腎臓の再吸収量・個体数の変動・遺伝子頻度などの典型的なものが十分に演習をしておくことが望ましい。また、資料集などに載っている有名な実験やグラフに目を通しておいてもいいかもしれない。

英語

第1回(前期)は共通テスト問題で、第2回(後期)が独自問題を使用している。後期試験では、大問2題で1はマークシート式の読解問題, 2は、記述式の文法・語彙問題で構成されている。読解問題は自然環境系・時事問題など様々で、空所補充・アクセントなど様々な問題が出題される。文法・語彙問題では、整序・語形変化などが出題される。
対策として、標準レベルの英文を多読すること。また、文法問題や単語が多く出題されるため、参考書を仕上げ、イディオムも一緒に覚え、スペルを書けるようにすることである。


数学

英語と同様に、第1回(前期)は共通テスト問題で、第2回(後期)が独自問題を使用している。大問5問で数ⅠAⅡBから偏りなく出題されるが、「確率・数列・ベクトル・微分積分」が多く出題される。難易度は基本的・標準的であるため、基本事項を押さえておく必要がある。また、答のみの記述の為、計算ミスをしないことが大事。
対策は、教科書の例題や章末問題、を理解し、定理や公式,典型的な解法を正しく覚え、使えるようにする。また、傾向が毎年似ているため、過去問に目を通すことも忘れずに。


化学

大問6問で化学・化学基礎から幅広く出題される。記述式で、計算問題だけでなく化学反応式なども書かせ、出題量も多い。やや難易度の高い問題もあるが、基本的には基本から標準レベルの問題である。ただし、計算問題が多いため、時間配分が大事になる。
理論化学は、出題率が高く、特に化学反応式とその量的関係についてはしっかり勉強しておく必要がある。無機化学は、理論化学と関連して出題されることがあるため、ただの暗記ではなく、背景も大事になる。また、周期表だけでなく、「化合物・陽イオン系統分析・様々な化学反応式」をしっかり押さえておく必要がある。有機化学は、「組成式・構造式・構造異性体」が多く出題される。全範囲において、満遍なく勉強する必要がある。


生物

大問は4~5問で、それぞれ10問ぐらいの問題数がある。記述式と選択式の両方が出題され、論述問題もある。出題範囲は「生物基礎・生物」である。一部教科書レベル以上の専門的な問題もあるが、基礎から標準問題が中心である。また化学の知識を必要とする問題があることも忘れずに。「進化・系統」は多く出題されるが、盲点となる分野の為、図説などをしっかり見ておく必要がある。各分野から出題され、計算・描図問題等もあるため、教科書で基礎を固め、図説などは隅々までチェックしておくように。

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